元SEの弘前事業所テクノロジーコンサルタントが語る、転職した理由やSEとの違いとは?

  • 2023年5月8日
  • 2023年5月9日
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本インタビューにご協力いただいたコンサルタントと弘前事業所責任者
(左から三浦知也さん、野藤傑さん、石郷岡 一平さん)


はじめに

ストラテジーテックコンサルティング(以下STC)には、東京都内にある本社の他、青森県弘前市にデジタルイノベーションセンター弘前(以下 弘前事業所)・秋田県秋田市にデジタルイノベーションセンター秋田(以下 秋田事業所)があります。

今回は弘前事業所で活躍する元SE(システムエンジニア)のテクノロジーコンサルタント2名に集まっていただき、弘前事業所責任者がインタビューを行いました。テーマは、SEからテクノロジーコンサルタントになられた理由や、SEとテクノロジーコンサルタントの違いについてです。

現在SEとして働いているけれども将来的にテクノロジーコンサルタントとして働きたい方、テクノロジーコンサルタントの業務内容や働き方が分からずSEからの転職に不安を抱えていらっしゃる方は、ぜひご覧ください


登壇者・インタビュアーのプロフィール

登壇者 三浦 知也さん(以下 三浦知)
職種:テクノロジーコンサルタント
職位:マネージャー
出身:青森県五所川原市
専門学校卒業後、医療系パッケージなどのシステム開発を行う企業に入社。SEとして医療系パッケージの開発・導入等の業務に従事。2016年からは部長職として案件管理・メンバー管理等を行う。2022年にマネージャーとしてSTCへ参画し、弘前事業所にて勤務している。入社後はデータマネジメントプロジェクトのPMOやクライアントの内製アプリ刷新企画の策定支援、デジタル領域における販路拡大のための実行施策の立案等のプロジェクトに参画し活躍中。

登壇者 野藤 傑さん(以下 野藤)
職種:テクノロジーコンサルタント
職位:コンサルタント
出身:青森県弘前市
地元の弘前大学卒業後、車両の組込みシステムを扱う企業に入社。組込みエンジニアとしてシステム開発・テスト業務に従事。その後、結婚を機に弘前にUターン移住。弘前ではシステム開発やアプリ開発を行う企業に従事。2022年にコンサルタントとしてSTCへ参加し、弘前事業所にて勤務している。入社後は、最新テクノロジーを活用した各インダストリーへのDX支援プロジェクトに参画し活躍中。

インタビュアー 石郷岡 一平さん
部署:地方創生事業部
職位:マネージャー
出身:青森県弘前市

大学進学を機に東京へ。大学卒業後はSIerに就職しインフラSEとして大手銀行向けに社内システムの設計・構築や大手事業会社の社内システム運用保守をおこなう。その後、結婚や子どもの誕生を機に、地元である弘前市にUターン移住。2022年に弘前事業所責任者としてSTCに参画し弘前事業所にて勤務している

インタビュー!
元SEの弘前事業所テクノロジーコンサルタントが語る、転職した理由やSEとの違いとは?

―みなさんは元々SEとしてキャリアを積まれていましたが、当社に参画後、テクノロジーコンサルタントとして働いています。そもそもなぜSEからテクノロジーコンサルタントになろうと思ったのですか?

(三浦知)
私は転職エージェントを利用して転職したのですが、そのエージェントからSTCをお勧めされ、受けてみようと思ったのが始まりです。当初、自分の経験・スキルを活かせる職に転職しようと思い、次もSEとして働こうと思いましたが、STCの面接で合う方々がとても楽しそうに働かれていらっしゃるのを見て、テクノロジーコンサルタントになろうと決心しました。また、故郷である青森県に住みながら首都圏水準の給与で働けることも決め手の1つでした。まさか自分がテクノロジーコンサルタントになるとは思いませんでしたね(笑)

(野藤)
私の場合は、弘前事業所ができたばかりの頃、弘前事業所のSTCの求人を見つけて、業務内容や報酬面から、ここしかない!と思い転職を決意しました。ですので、私の場合はテクノロジーコンサルタントになろうと思ってなったわけではないです。気づいたらテクノロジーコンサルタントになっていた、と表現した方が正しいかもしれません。

―なるほど。当初、お二人ともテクノロジーコンサルタントとしての経験は0の状態だったと思うのですが、テクノロジーコンサルタントになるにあたって不安はなかったのでしょうか?

(野藤)
もちろん不安はありました。テクノロジーコンサルタントという職業について何も知らなかったため、自分の実力的についていけるのか不安でした。そもそも今までのキャリアの中でテクノロジーコンサルタントと呼ばれる方と接したことがありませんでした。どういう業務内容なのか分からなかったのが正直なところです。

(三浦知)
私も今までのキャリアの中でテクノロジーコンサルタントと呼ばれる方々とはあまり接する機会がなかったため、テクノロジーコンサルタントについては、あまり知らない状態でした。ただ、選考中これではまずいと思い、代表の三浦さんが執筆した「世界一やさしい コンサルタントの説明書」を読んだり自分で情報収集したりして調べましたね。ですので、テクノロジーコンサルタントになるにあたってそこまで不安はなかったです。

―そうだったのですね。実際、テクノロジーコンサルタントになってみての感想を教えてください。

(三浦知)
楽しいですね。SEの業務も楽しかったし自分に向いていると思っていたのですが、テクノロジーコンサルタントはそれ以上に楽しいです。

―それは嬉しいです。その理由はどういうところにあるのでしょう?

(三浦知)
いくつか理由があります。
1つ目はクライアントにとってベストな選択を提案できることです。前職ではパッケージシステムやスクラッチでシステム開発を行っていたのですが、自社の都合上、クライアントの課題解決には自社で抱えているシステムを提案する必要がありました。提案の選択肢が制限されており、必ずしもクライアントにベストな提案ができませんでした。対してSTCでは、提案の選択肢に制限がないため、クライアントにとってベストな提案をすることができます。

二つ目はクライアントと接する機会が多いことですね。前職では立場上、現場に出る機会が減ってしまい、対クライアントというよりは、対社内の仕事が増えていました。立場上しょうがないとは割り切っていましたが、やっぱり現場でクライアントと会話できるのは楽しいです。私、現場が好きなんです。今は、クライアントとコミュニケーションをとる機会がとても多いのでとても満足しています。

―三浦知さんは、いつも本当に楽しそうに仕事していますもんね。(笑)野藤さんはテクノロジーコンサルタントになってみてどうでしたか?

(野藤)
当初、テクノロジーコンサルタントの方々は高学歴でマシンみたいな人ばかりかもしれないと勝手に想像していたのですが、間違いでした。高学歴というところは想像通りだったのですが、みなさんとても人間味あふれる方々で、コミュニケーションをとっていて楽しいです。

あとは、当たり前ですが業務内容が全然違いますね。SEの時は、パズルのピースが上長から渡されて、そのピースを組み立てていくような形で仕事をしていました。具体的に言うと、システム構築ならハード・ミドル・ソフトが既に決まっていて、決まったものを組み立てているだけでした。しかしテクノロジーコンサルタントは違います。パズルを組み立てる必要があっても、ピースは自分で探さなきゃいけない。どんな形のピースが何個ぐらいあるか分かりません。大変であるのですが、パズルをどう組み立てるのかは自分次第で自由度があるので、やりがいを持って仕事ができていると感じています。

―それは良かったです!話題を少し変えますが、SEとして働いた経験は、テクノロジーコンサルタントとして働いていても活かされていますか?

(三浦知)
もちろんです。SEとしての経験・スキルは、とても役に立っています。クライアントからデジタルやシステムに関する課題をヒアリングする機会が多いのですが、お話を伺うとデータの構造や流れ、業務フロー等をある程度イメージできます。「きっとここでお困りなのだろうな」という“当たり“をつけることができるということですね。当たりを付けた後は、実際にクライアントに質問して、それが事実かどうかを確かめます。この一連の流れこそが、SEの経験が活きていると感じる部分です。SEとしてのバックボーンがあるおかげで、クライアントの課題をどうやったら解決できるか、というイメージが湧きやすいと感じます。

―なるほど!逆にSEからテクノロジーコンサルタントになって苦労されていることはありますか?

(三浦知)
目線が自然とSE寄りになってしまうことです。テクノロジーコンサルタントは「デジタルを武器にクライアントのビジネス上の課題を解決するための仕事」であると理解していますが、SEの癖がなかなか抜けず、必要以上に手段や技術にこだわってしまっている時があります。本当に気にしなくてはいけないのは「お客様のビジネス上の課題が解決できるかどうか」なのに、どの方法・技術で解決するか、という部分についつい注目しがちです。

(野藤)
私の場合は「答えがない」というところに苦戦しています。先ほども言いましたがSEのときはパズルのピースを組み立てていくような形で仕事をしていました。そのため、正解の形があったのです。ですが、テクノロジーコンサルタントはピースを自分で探さなくてはいけないので、そのピース探しが難しいですね。

―お二人が今苦労されている点は、SEの方がテクノロジーコンサルタントになるにあたって乗り越えなくてはならない壁なのかもしれませんね。それでは最後に「SEからテクノロジーコンサルタントを目指している方」に向けてメッセージをお願いします。

(野藤)
SEの方にお伝えしたいのは、SEとテクノロジーコンサルタントでは求められる能力が違うということです。そのため、最初はコンサルタントとして必要なスキルを1日でも早くキャッチアップする必要があります。一方で「技術に強い」というのは明らかなアドバンテージです。元SEだからこそ発揮できる価値は絶対にあるので、テクノロジーコンサルタントという職業に興味があれば、ぜひチャレンジしてほしいです。

(三浦知)
クライアントワークが好きな方、プログラミングやシステム構築よりもクライアントとのコミュニケーションが好きな方はテクノロジーコンサルタントに向いていると思います。転職の1つの選択肢としてテクノロジーコンサルタントを考えてもらえると嬉しいです。ぜひ一緒に働きましょう!

おわりに

STCでは、2021年12月より地方創生事業を開始しました。「廃れる地方を、これまで培った知見を活かし何とかしたい。」そのような思いで始めたのが当社の地方創生事業です。地方に根ざしたあらゆる業界のDX化を当社が唯一無二の存在として支援することで、東北地方の産業活性化・労働人口の増加を実現し、地方経済の課題を解決したいと考えています。また、首都圏と変わらない水準でコンサルタントを雇用することにより、東北に住むコンサルタント一人ひとりにとって魅力ある生活の実現や、自治体の税収増加を目指しています。弘前事業所や秋田事業所では、共に働いてくださるコンサルタントを募集しております。

また、今後は宮城県仙台市にも事業所の開設を予定しています。UIJターンによる転職も大歓迎です。少しでも当社のことが気になりましたらご応募いただけますと幸いです。

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