戦略プロジェクトの取り組み vol.1

本メディアでは、当社の戦略プロジェクトの取り組みについて、複数回に渡りご紹介していきます。今回のテーマは、「戦略プロジェクトの概要」についてです。次回以降は当社の事例を中心にお伝えさせていただきます。

戦略プロジェクトでは、クライアント(企業)の経営・事業における様々な課題に対する解決のご支援を行います。プロジェクトのテーマとしては、経営・事業戦略、マーケティング・セールス戦略、M&A戦略、新規事業の立案、既存のビジネスモデルの見直し等があります。

ビジネス環境の変化が激しい状況なので、クライアントからは、変革までのスピードや明確な成果を求められます。また、戦略の立案に留まらず、現場におけるアクションプランの策定や、そのプランの実行支援まで踏み込んだプロジェクトを依頼されることが多くなっています。

プロジェクトのアプローチとしては、大きく次の2つがあります。

1つ目は、従来型のアプローチです。コンサルタントが主体となり、調査・分析をし、成果物を作成し、クライアントはその成果物に対してフィードバックを行うものです。

2つ目は、ここ最近、クライアントから依頼が多くなっているアプローチです。このアプローチでは、クライアントが主体となり調査・分析を実施、成果物を作成し、コンサルタントはフォローやナレッジ・スキルをトランスファーしていくという伴走型の進め方になります。

上記の背景にあるクライアントのニーズの1つとしては、以下の例が挙げられます。

「従来型のコンサルティングファームのプロジェクトにおけるアプローチでは、我々(クライアント)にとって、コンサルタントが作成した成果物以外残らない」
「自分達が主体となっていないので、内容が理解できない、または実行に移せない」
「そのような過去の反省から、我々の社員も主体となってプロジェクトに関わり、社内にコンサルタントのナレッジ・スキルを残したい」

次回以降に取り上げる事例として、

  • フレームワークを活用した戦略策定のアプローチ事例
  • 新しいテクノロジーを活用した新規事業の検討・事業計画の策定事例
  • 中期経営計画を踏まえたアクションプランの策定事例等を予定しています。

(事例の一部を先に知りたい方は、ぜひ弊社が出版している「世界一やさしいコンサルティングプロジェクトの説明書」をご覧ください!)

戦略プロジェクトと、ITプロジェクトの大きな差の1つはとして、戦略プロジェクトでは、プロジェクトの初期段階において、成果物やアプローチが明確に定義されていない、またはクライアントとの認識がズレていること(または、クライアントがイメージしづらいこと)があげられます。そのため、今後、掲載する事例では、どのようなアプローチでプロジェクトを推進したのかを可能な限り実態に即して、ご紹介できればと考えています。

ぜひ各戦略プロジェクトのそれぞれの違いや特徴、成功・失敗のポイント等が、皆さんにとって有意義なものになり、将来のお役に立つことができる、かつ当社に興味を持っていただくきっかけになれば幸いです。

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