戦略コンサルティング部門の今後のビジョンとは?必要とされるコンサルファームになるために

株式会社ストラテジーテック・コンサルティングは、2019年11月1日に設立されました。主にDX領域における戦略・ITについて、専門的な支援を行うコンサルティング会社です。2021年4月に就任された戦略コンサルティング部門責任者である前田 航さんに過去の経歴や部門発足したてのリアルなお話しを伺いました。

―――前田さんの自己紹介と過去の経歴について教えてください

前田 大手証券会社からキャリアをスタートしました。地方の支店で5年間、リテール営業を経験し、その後、本社に異動になり、若手営業員の教育・育成の企画・実行のサポートに携わりました。
その後、3社のコンサルティングファームを経験しています。2社目は日系の総合コンサルティングファームで、銀行・証券を担当するチームに所属しており、ITの上流や、BPR、データマーケティング等のプロジェクトに従事しました。
3社目は人材育成に特化したブティックファームで、人材育成のコンサルティングやB to Bのセールス、研修講師や自社サービスの企画等に携わりました。
4社目はBig4の1社で、銀行・証券を担当するチームに所属し、DXの上流(ビジョンの策定 等)やBPR、PMO等のプロジェクトを経験しています。
そして2020年9月にストラテジーテック・コンサルティングへ転職しました。
詳細の経歴は、「Be Happy 毎日を楽しく 自分や周りの仲間、クライアントに対して実現したい」をご参照ください。

―――様々な領域で活躍されている前田さんですが、今までに苦労したお話や大切にしてこられた事などはありますでしょうか?

前田 コンサルティングファームでの経験ではないですが、1社目の営業の経験は、今でも自身のキャリアの土台になっています。一生懸命、真面目に頑張っても、正しいやり方をしないと成果が出ないことや、自分だけではなく、周り(他社も含む)の人も頑張っているので、その中で成果を出すには、工夫をしないといけないことを学びました。

また、営業で断られ続けた経験や目標数字に対する強いプレッシャー等を経験したことで、その後は、様々な苦労や大変なことが起きても、しっかりと乗り越えられることができました。

上司からいただいた言葉で、今でも特に覚えていることは、2つあります。

①「社会人になると、労働の対価として、給料(お金)をいただいているので、モチベーションが低いからといって、仕事をしない・成果を出さなくてよいということは許されない。その点が学生との大きな違いだ」

②「できない言い訳を考えている暇があったら、どうすればできるか考えろ」。

コンサルティングファームで様々なプロジェクトを経験しましたが、1つとして順調なプロジェクトはなかった記憶があります・・・

・プロジェクトマネージャーが突然、交代する
・マネージャーがパワーポイントで資料を作成したことがない
・クライアントにプロジェクトのスケジュールを提示しないプロジェクトマネージャー
・社内で有名なパワハラ上司
・クライアントからすぐにでも契約を打ち切りたいとクレームになった案件のリカバリー
・自分の知識・経験が全くないテーマのプロジェクトにアサイン

等々、非常にハードでしたが、クライアントやチームメンバーと協力し、何とか乗り切ることができました。今、振り返ると、苦労した経験があるからこそ、次に生かせることも増えるので、貴重な経験をしたと考えることができるようになりました。

―――ストラテジーテック・コンサルティングになぜ入社したのでしょうか。

前田 今までよりチャレンジングな環境で働きたいと考えたからです。具体的には、ストラテジーテック・コンサルティングのように創業から立ち上げ期のフェーズである会社であれば、裁量を持った仕事ができる(仕事の領域も広がる)こと、そして、経営に携わることもできることに魅力を感じました。

また、会社が成功する確率が高いと思えたことも理由の1つです。代表の三浦さんがIT会社を立ち上げ、その会社がコンサルティングファームに成長し、上場するまで、経営の中核として活躍していた経験に可能性を感じました。

―――ストラテジーテック・コンサルティングの戦略コンサルティング部門が成長していくためには何が必要でしょうか。

前田 名は体を表すという言葉あるように、ストラテジーテック・コンサルティングは、「ストラテジー」のプロジェクトの比率が多くなっています。戦略コンサルティング部門では、各業界を代表する会社から、経営・事業戦略から実行計画の策定等、経営に関わる重要なテーマのプロジェクトのご依頼をいただいています。

また、デリバリーやセールスでクライアントと会話をしていると、従来型のコンサルティングファームがアウトプットを全て作成するような支援体系から、クライアントと共同で伴走型の支援を求められることが多くなっていることを感じています。

戦略コンサルティング部門が成長し続けていくには、新規のクライアントの獲得、及び、既存の顧客の拡大をバランスよく進める必要があると考えています。

新規のクライアントに関しては、各社のCXOクラスの方にアプローチし、経営アジェンダのプロジェクトの受注をどれだけ獲得できるかが重要です。

既存のクライアントに関しては、横と縦の拡大を意識する必要があります。横とは現在、支援している部門とは別の部門での案件の獲得です。新規のクライアントと同様のアプローチや既存のクライアントの紹介をメインに、横広げをすることで、その会社にとって、なくてはならないコンサルティングファームであり続けることを目指します。また、縦とは、戦略の策定にとどまらず、実行のご支援まで、伴走させていただくことです。クライアントの変革まで、ご支援をすることで、クライアントにとって、本当に価値のあるサービスを提供できると考えています。

そして、これらを実現するためには、優秀な人材を確保することを並行で行う必要があります。

―――ストラテジーテック・コンサルティングで働く仲間はどんな人がいますでしょうか?

前田 コミュニケーションを大事にする、人との関わりが好きな社員が多いと思います。タイトルや経験に関係なく、フラットに接する人が多いですし、風通しがよい雰囲気があります。

また、自分の業務の枠にとらわれず、クライアントや会社に貢献できることには、積極的に手を挙げて、取り組む人も多い印象です。他案件のサポートや書籍の執筆、コーポレートメディアの記事作成、新規プロダクト開発プロジェクトへの参画等、会社としても様々な機会を社員に提供しようとするカルチャーもあります。

経歴も様々な方が集まっていて、コンサルティングファーム経験者や事業会社出身者、経験している領域も全く異なる方ばかりで、多様性に富んでいます。

―――戦略プロジェクトの牽引者としての苦労はありますでしょうか。

前田 やはり人材の確保は急務ですね。

当社はセールスが強いこともあり、他の同規模の会社よりも、プロジェクトが多いと感じています。ただし、そのプロジェクトをしっかりとデリバリーし、クライアントから信頼を獲得できる人材が不足していると、今後の成長が伸び悩む可能性があると考えています。

あとは、ベンチャーだからということもありますが、社内のナレッジ・ノウハウがほぼ無い(属人的なスキル・経験に頼らざるを得ない)ので、新規にプロジェクトが立ち上がる度にゼロから準備しなければならないことですね。少しずつナレッジ・ノウハウが蓄積されているので(事例やテンプレートはこちらをご覧ください戦略プロジェクトの取り組み vol.1)地道にコンサルティングファームとしての財産をつくっていきたいと考えています。

―――最後に、ストラテジーテック・コンサルティングの戦略コンサルティング部門で働きたい人達にメッセージをください!!

前田 自分が活躍できる領域を広げたい方や成果に見合った報酬がほしい方には、非常にやりがいのある環境だと思います。自身の大きな成長や新たな可能性を見つけるチャンスが沢山あると感じています。

現状は、戦略プロジェクトの案件があると、必ず私に参画可能か声がかかる状況なので、一緒に戦略プロジェクトを推進したい方やお任せできる方に入社いただけると、大変心強いですね。

ベンチャー企業なので、制度が未整備なところや今までよりも一人一人の裁量・権限が大きくなり、チャレンジングな環境だと思いますが、会社を成長させたい、クライアントに貢献したいという強い想いを持った方と一緒に仕事をできることを楽しみにしています!

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